心房細動入院記 ~生命保険万歳~

表題通り、この前入院した事のレポになります

わーブログっぽい

内容としては以下の通りでざっくり書いていきます。

くっそ長いけどご了承

  • 発覚
  • 入院&手術
  • 退院後
  • あとがき

発覚

前々から寝起き不整脈というか動悸というか、心臓の異常は感じてて、何度か通院等もしてたんだけどその度に「ストレス」、「姿勢」、「不摂生」で済まされてたのもあって放置してた。

健康診断でも特に以上出てないし、診察結果は上記だし、まぁただのストレスでしょって決めてる状態。

で、8月某日、起きてから異常な長さと強さの動悸が続く。

これは流石におかしいと思い、前に行ったことがある循環器科の病院に突入。

医者「検査した結果だけど、ここだと判別も治療法も確定できないから大きい病院行って」と紹介状書かれる。

医者「前に検査したこと無いの?」

ワイ「前ここで診てもらったけどストレスって言われました」

 

そのまま病院移動して、めちゃくちゃに検査&検査&検査

血液検査やらX線やら超音波やらで数時間かけて診察結果が「発作性心房細動

原因としては加齢やらストレスやら高血圧やら色々あるけど、20代での発症は稀とのこと。ドウシテ…ドウシテ…

死ぬタイプの病気ではないけど、ほっとくと脳梗塞やら狭心症やら誘発するから早めに治したいねって話になって手術する流れに。

手術名は「カテーテルアブレーション」、詳細は後記。

ざっくり言うと「カテーテルを足の付け根から突っ込んで心臓まで伸ばして心臓の一部を焼くよ」ってもの。

私も母上も「カテーテルならまぁ安心か」って発想だったんだけど、同居人はそうは思ってなかった様子。

手術するためには血液が固まりにくい状態を維持するのが好ましいらしく、そのための薬も処方される。

初診と大量の検査ということもありこの時の診察料が9500円、ありがとう3割負担。

ちなみに上記の薬(イグザレルト 15mg)もなかなか高額で、1錠500円する。マック食えるね。

 

初の通院後も、薬を飲んだ状態で異常が無いことだとか、血栓の有無とかで何度か通院する必要があった。金飛ぶぅ

入院直前には鼻に棒突っ込むタイプのPCR検査もやった、人生初。

入院

初診から大体2か月経過、いよいよ入院。

この手術にあたっての入院は4日間で、ざっくりした内容は下記

  • 1日目:入院手続き、点滴開始、心拍計の装着
  • 2日目:手術
  • 3日目:術後経過観察
  • 4日目:最終チェック、退院
1日目

特に何事もなくゆったりして初めての病院食でテンション上がって寝た。

入院手続きで一時金として現金10万円PONと出した、これまでの人生で一番現金持ってたタイミング。

点滴に問題あったみたいだけどそれは後記。

2日目

朝一に手術実施、小のトイレのためってことでコンドームみたいな形をした採尿器と紙パンツを事前に装着。

ゴムゴム

普通のコンドームと違って、ちょっと前の方に余裕を持たせて装着、その後にスポンジシールをTNTNの真ん中付近にちょっと強めに巻いて、TNTNの根元の方のゴムをちょっと戻してスポンジシールを巻き込むようにカバーして完成。

痛くないし楽で良いなって思ってたんだけど問題が一つ。

人類の半分は理解してない可能性あるんだけど、実はTNTNって萎むんですよ。

コンドームの場合は時が時だから萎むってことはまず無いんだけど、寛いでるのに常にビンビンなんてまずありえない。

結果としてはスポンジシールの貼り方が甘くてすっぽり抜けました(1敗)。

ナースさんに「すみません、付けるの失敗しちゃったんでもう一個ください」って言うのちょっと恥ずかしかった。

scp-jp.wikidot.com

付けた後に普通に歩いて手術室に向かう。大体9時くらい。

パンツ一丁の状態でベッドに座らされて、各センサーで使うためのシールを全身にペタペタ貼られる。

仰向けに寝かされて点滴の確認時に不具合発覚、点滴の針が血管に入ってなくて皮膚下に漏れてるとのこと。(違和感とか痛みはあったけど、初めての点滴だったからこんなもんかと思ってた)

その上挿しなおそうとしても動脈が逃げる逃げるで腕やら手の甲やらぶっすぶすにされた。最終的にプロフェッサー感ある兄ちゃんに一発で決めてもらった。イケメェン…

その後はベッドに固定されたり、鼻から食道用の体温計突っ込まれてえずいたり、足の付け根と首に局所麻酔されたり睡眠導入作用のある点滴入ったりして、最終調整。

手術の内容はこのサイトが見やすかった。

www.shinbousaidou-navi.com

手術手順

まず最初に、意識普通に残った状態で両足の付け根にぶっとい杭みたいのがぶち込まれる感覚があった、多分管が挿入された。

痛みは麻酔で無かったんだけど、圧迫感と違和感が凄かった。

軽く呻く声出てるのに医者が気付いて睡眠導入薬を増やすように指示あったけど、普通にまだ意識あった。

医者「なんでまだ起きてるの、早く落ちて」 実験動物かな

この発言から気持ち1分くらいで意識落ちた。お薬しゅっごい。

管が抜かれたり止血が終わったあたりで起こされて、成功した事が伝えられた、一安心。

ベッドに移動されて、そのまま病室まで運ばれる。大体12時くらいだった。

紙パンツおむつ履かされてた。

 

事前に説明は受けていたけど、術後は仰向けの状態を維持して、明日の朝まで体を起こしたり寝返りを打ったりすることは禁止されてた。

まぁ大したこと無いやろって思ってた。この時までは

 

食事はおにぎりと串に刺さったおかずで、寝た状態でも食べられる物になった。

 

夜9時、消灯時間が来て寝ようとしたんだけど、背中と腰の骨がある部分が痛い。軽い物ではあるけど床ずれが始まってた。

脈拍ですら痛むし寝付けない、両隣のベッドではクソデカいいびきと咳が絶え間なく出てる。地獄か?

支給されたクッションで圧迫される個所をずらしつつ、もにょもにょしてたら隣のベッドが明るくなった。消灯時間にも関わらずテレビを点けやがった

そのまま明りやら騒音やらを耐えつつなんとか寝ようとするも3時になっても寝付ける気配すらしない。

そんな時に体に違和感、呼吸するたびに肺付近が痛む

これはマズいと思い申し訳ない気持ちもあるけどナースコールして事情を説明。

ナース「トイレってできてますか?」

そう言われると全く尿意が来てなかった。水もそれなりに飲んでいるのに。

試しに下半身に力を入れてみるも一切出てくる気配が無い。

確認すると、前述のコンドーム型の採尿器に巻いたスポンジシールをTNTNにきつく締めすぎてしまって出なくなっていて、膨らんだ膀胱で圧迫されていた模様。

体を起こせないのでおむつを取られ、TNTNを出して採尿器を取ってもらい、尿瓶に出すことに。恥ずかしかったけど癖は目覚めなかった。それどころじゃねえ。

出した後は肺付近の痛みも引き、多少楽にはなった。寝れはしないけど。

 

その後も背中の痛みに耐えながら一睡もできなかった。

ちなみに採尿器を付けた状態でしばらく放置してたこともあってか結構な間ズル剥けになってました!!!!わぁい!!!!!!

3日目

朝7時、体を起こしても良い時間になった。

ナース「お疲れ様でした。もう全てから解放されますよ。

サイコな医者にやべー薬打たれる前みたいなセリフだなって思った。

体を起こそうとするもなかなか体に力が入らず、苦戦した。ギリギリとはいえ20代でもこうなるんだなぁ。

その後は指定の服に着替えて体重測定のために移動、の時に立ち上がって足に違和感。

左足の膝の右側に針が埋まっているような神経痛

動けはするのでそのまま歩いたりはできた。

けど大の方をしようと力むと滅茶苦茶に足が痛んだ、辛かった。

 

基本的に特別何かする日でも無いので、この後は基本的にベッドの上で動画見たりしてダラダラしてた。

4日目

退院の日、食事を摂って、抜糸して、体に異常が無い事を確認した後、色々準備して退院手続。まだ足の神経痛はあったけど、経過観察してほしいとのこと。

入浴も髭剃りもできなかったから臭いとか色々心配はあったけど、まぁごめんって感じ。

入院時の一時金から入院費用引いて貰って残額を返金してもらう。実際に払った金額は60820円、ありがとう限度額適応制度。

 

退院して、足引きずりながらバス乗って帰った。久しぶりの娑婆の空気と日光。

帰ってすぐにシャワー浴びて髭剃った、気持ちよかった。

股間の臭いえぐかったけど、抜糸後だし擦らずに泡で丁寧に洗った。

退院後

退院後もしばらく足の神経痛が引くどころか、屋内での移動も困難なくらい悪化していたので病院に電話。

病院「1週間くらいは様子見てみてください。ロキソニンは飲んでも問題ないです」

とのことなのでロキソニン傍らにヒーコラしてた。

リモートワーク環境が浸透してたおかげで休みを取らなくてよかったのは有難味を感じた。リモート文化万歳。

 

1週間経ってもあまり痛みが引かなかったので再度電話。

病院「念のため確認したいので病院まで来てください」とのこと。

結果としては、縫合跡付近に血の塊が出来ちゃってて、それが神経を圧迫してるのではとの話、ビタミンB12の錠剤を処方されて様子見。

この錠剤、立ちくらみとか腱鞘炎とかで何度も処方されてるんだけど表面甘くてすき。

 

これ書いてる時点では神経痛自体は無くなってるんだけど、同じ部分に内出血みたいな痛みが長く続いてる。

あとがき

そんなこんなで入院記でした。

また来週も検査のために通院しなきゃいけないし、有給が溶ける溶ける。

生命保険会社に入院保障の手続きは送ったけど、コロナのあれそれもあってかちょっと時間がかかる模様、なるべく早く支給してほしいなって。

 

足の痛みについては調べてみた感じ、縫合後の神経痛とかは割とよくある話だったり、血液が固まりにくくなる薬を飲んでる状態だと一回内出血が起こると頻発する可能性があるとのこと、ふぐう。

まぁ縫合跡に菌が入ったとかじゃないし、その点は安心。

 

この病気自体も異常が出てる時でないと発見しにくい病気なのもあって、ちょっとでも異常が頻発するようなら大きい病院に行って検査するのもありかも。

聞く感じ健康診断とかで見つかるのも稀だとか。

私の場合は寝起きのタイミング月に何度か発生するものでした。参考までに。

 

皆様も日々のストレスやら食生活には気をつけてくださいな。

気をつけたところで原因が減るものでも解消するものでもないけど、一応。

結構周りに似たような境遇の方多い気もするので…

 

あとは貯金って大事なんだなって痛感した。

ありがとう社会人1年目の初ボーナス8割貯金に回した過去の私

 

おわり